濱菊_瀬山

建物を設計しながら考えたことなど
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インテリアデザイン
セルフビルドで行っていた事務所の改装工事が1ヶ月かかってやっと終了した(工事の様子は小畑のblogを参照)。 というわけで、ささやかながら竣工祝いのパーティーを行い、そこで、友人であるサブチボの二人にケータリングをおねがいしたのだが、これがきわめて秀逸なものであったので、ここに書き留めておくことにしたい。



パーティーのケータリングといえば、皆が歓談している会場の端の方に大きなボウルにもられた料理がいくつか置かれ、そこまでやってきた客が各自少しずつ食べたいものを皿にとりわけて、また会場へと戻っていくというような形式が一般的だと思われる。

しかし、当日サブチボによって盛りつけられた料理のあり方は、次のようなものだった。

会場のほぼ中心に置かれた大きな机(1800mm×900m)に紙を敷いて、料理はその上に直接置かれていた。またそれらは、机の長手方向に沿って平行に、料理ごとに細長い帯をなす様に配置されていた。

それらは、たとえば花見をするときに、敷物を敷くことで場所が作られるのと同じ様に、あたかもそのような模様のテーブルクロスがセットされたかのごとく現れ、一気にその場所の空気を支配していた。

ここで起こっていることは、パーティー会場の片隅にボウルが置かれているようなケータリングのあり方とは全く異なる質の何か、どちらかというと、インテリアデザインと呼べるような質のものに近い出来事なのではないかと、私には思えた。

というか、このようなあり方をするものをこそインテリアデザインと呼びたい。料理が並べられることによって、その机が持っている特性が一気に開示され、また同時に、場所の空気がドラスティックに変化する。料理の見せ方一つとっても、それは建築と何ら変わらない側面をもつということを、今さらながらに思い知らされた。

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パーティーは、おかげさまで大盛況のうちに終了し、深夜近くになってからは同じビルのテナントである、某古典音楽研究所の方の生演奏等も披露されるというハプニング(youtubeにそのときの様子をupしてあります)等もあり、大変充実した時間となりました。ご来場くださった方々にはあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。
| 建築計画 | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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